2010 / 07
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 RO小説日記本編第六話~天下一品~


「暑いのだ~」
 
 今日のプロンテラの気温は35度以上である。
 夏の日差しが照りつけ、あまりの暑さのために人影も少ない。
 そんな中、テスタロッサ家末っ子のリニスは露店めぐりをしながら
 散歩を行っていた。

「うにゃ~……暑くてだるいのだ。
 さすがにあちしでもちょっときついのだ~、かき氷食べたいのだ;; 」

 しかし、この炎天下の中、さすがに露店も多くが店じまいをしてしまい、
 更には何処のカフェでも涼をとるために満席状態である。
らーめん1

 
「……お財布には、小銭ばっかりなのだ。
 最近お菓子買いすぎて無駄使いしすぎたのだ;;」

 リニスは財布の中をのぞいたのだが、1500zほどしか入っていなかった。
 ここ数日で物価の上下が激しい為、かなりの散財をしてしまったのである。
 その結果がこの財布の中身であった……。

 リニスは、何とか涼をとるためになるべく日陰の方に向かって、
 歩いて行った。

「はい、いらっしゃい、いらっしゃい、
 ただいま特別にアマツに出店中だよ~。
 おいしいからぜひどうぞ~」

 何やら呼び込みの声が聞こえ、リニスは耳をぴくん、と立てた。
 その声の方に向かってみると、何やら料理人らしき男が
 呼び込みを行っていた。
 リニスは気になりつつも近づいて声をかけてみた。
らーめん2


「おっちゃん、おいしいって何なのだ? 
 かき氷か? かき氷なのか!!!」

 あまりの暑さのため、リニスは冷たいものと思って聞いてみたのでしたが……。

「いんや~、かき氷じゃなくてうちはおいしいラーメンを作ってるのだよ、
 うんまいからお嬢ちゃんもぜひたべてみな」

「うぇ~、ラーメンなのか~? この暑いなか食べたくないのだ;;
 あちしは冷たいものが食べたいのだ~;;」

 そう言ってリニスは肩を落としながら、この場を離れようとしたのだが……

「ちょっと待ちなよ嬢ちゃん、確かに今日は暑いが、
 そんな暑い日に食べるラーメンもまたオツだぜ~。
 ここのラーメンはこってりだけじゃなくてあっさり風味もあるから、
 ぜひばべてみるべきだよ~ 」

 そう言って、料理人の男はリニスを引きとめた。
 そして、ちょうどいいタイミングでリニスのおなかが「ぐぅ~~」と、
 なった。かしくも時間はちょうどお昼時である……。

「……本当か? 本当にうまいのか? この暑さを吹っ飛ばす位の旨さなのか?」

 そう言ってリニスは振りかえり、料理人の男に尋ねてみた。
 よくよく考えてみると、この暑さの中、冷房の利いたどの店もすでに満員、
 家に帰っても今日は誰もいないので、
 料理が作れないリニスではご飯が作れない。

 そうなると、屋台ものでご飯をすますしかないのである。
 どうせ冷房もなく、暑くなるのならなるべくおいしいものが食べたいのである。

「おうよ! うちのラーメンは天下一品だから絶対に満足するはずだぜ~。
 よし、今回は特別に俺がアマツまでおくってやろう。
 だからしっかり味わって食うんだぞ~」

「……わかったのだ! あちしのお昼ご飯は今日はラーメンを食べるのだ!」

 そう言ったリニスに対し、料理人の男は満足そうにうなずき、
 リニスをアマツまで転送したのだった。
 
………………………………………………………………… 
…………………………………………………
………………………………
 
「うにゃ~、アマツに到着なのだ~。早速屋台村へ出発なのだ~w」

 転送でアマツに到着したリニスは、
 うきうきしながらラーメンを出店している屋台村の方へ、
 歩きだしたのでした。
 
 そして近づくにつれて、何やらとてもいいにおいが辺りを漂ってきた。
 すきっぱらに効いたのか、リニスはにおいのもとへ駆け足で近付いて行った。

「おぉ~、おいしそうな匂いなのだ、早く食べたいのだ~ww」

 そう言って屋台の方へ行ったのだが、
 すでに多くの人でごった返していた。
 この人数では、すぐにはラーメンは食べれそうにはないのである。

「フフフ……、こんなにいっぱいいるとは思わなかったのだ……
 が、こんなにいっぱいいるということは、
 きっとそれだけ美味しいはずなのだw
 この待ち時間もきっと無駄にはならない筈なのだ~w」

 リニス……グルメではないが、
 食に関してはかなりのこだわりがある一言であったのだ……

 そして待つこと数十分……

「へい、お待ち! 当店自慢の天下一品ラーメンだよ、
 熱いうちに召し上がれ」

 リニスの前に置かれたのは天下一品のラーメン。
 熱々でとでも美味しそうである。

「じゅるり……、ではいただくのだ~w」

 そう言って、まずはレンゲでスープを一口啜った。
 
「……美味しいのだ~! このラーメン、とっても美味しいのだ~」
 
 そう言ってリニスは更にラーメンを食べる。

「このラーメン、とてもコクがあるのだ。
 こってりしたラーメンなのに、脂っぽさがないのだ。
 とってもまろやかでコクがあるのだ~。
 それにこの麺、スープに合わせるためにかなり塩分が高いのだ。
 鹹水麺なのか……、これはとても柔らかいのだ、
 この麺は極軟麺なのだ! スープに合わせるためにこの麺、
 店主、なかなかやるのだ~、とても美味しいのだ~^^b」
らーめん3


 そう言って、リニスはラーメンをすべて完食したのだった。
 周りを見ると、どのお客さんも満足げにしている。
 なるほど……あの呼び込みの男の言ったとおりである、まさに……

「暑さも吹っ飛ばす上手さだったのだw ごちそうさまなのだ~^^」

 ラーメン食べにアマツへいらっしゃ~い。
らーめん4


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